【第2部】この木と一緒に、大きくなっていく。|子どもと家族に寄り添う記念樹の話

すずこれ|子育て・暮らし・園芸文化

この木と一緒に、
大きくなっていく。

子どもの成長を、何か形に残したい。
そんな思いに、木を植えることはやさしく寄り添ってくれるのかもしれません。
今回は、植物が家族の時間にくれる安らぎと、記念樹(ハローツリー)という考え方を見つめます。

📌この記事の3つのポイント

植物は、家族の時間にそっと寄り添う存在です
子どもと一緒に、「育つ体験」が生まれます
記念樹(ハローツリー)は、思い出を重ねるきっかけになります

残しておきたい時間のかたち

子どもが生まれてから、「この子の成長を、何か形に残せたらいいな」と思うことが増えました。

写真や動画ももちろん大切ですが、 もう少しゆっくり、同じ時間を重ねていくものがあったらいいな、と感じることがあります。

そんなときに思い浮かんだのが、 “木を植える”ということでした。

すぐに大きく変化が見えるものではないけれど、 少しずつ根を張り、季節を越えながら育っていく姿は、 家族の時間の流れとどこか重なる気がします。

▶ 松山かなの感想
子どもの成長は本当にあっという間です。だからこそ、 急がずに同じ時間を重ねていく存在が家のそばにあることは、 思っている以上に大きな意味を持つのかもしれません。

忙しい毎日の中にある、小さな安らぎ

毎日が慌ただしく過ぎていく中で、 ふと外に出たときに感じる、ほんの少しの安心感があります。

  • 木陰で少しだけ涼める時間
  • 風に揺れる葉っぱの音
  • 季節ごとに変わっていく景色

それだけで、 「ちょっと落ち着いたな」と思える瞬間があります。

植物は何かを大きく変えるわけではないけれど、 暮らしの空気を、やさしく整えてくれる存在なのかもしれません。

以前取材させていただいたはるみ園さんでも、 「深呼吸ができる場所」という言葉がとても印象に残っています。

植物がくれるもの

目に見える華やかさだけではなく、 呼吸が少し深くなること、気持ちが少しゆるむこと。
そんな小さな変化も、植物の大事な役割なのだと思います。

子どもと一緒に育つということ

子どもと過ごしていると、 植物との関わりは意外と自然に生まれてきます。

  • 葉っぱを拾ってきたりする
  • 虫を見つけてじっと観察する
  • 水やりを「やりたい」と言ってくる

大人にとっては何気ないことでも、 子どもにとっては新しい発見の連続です。

そしてある日、 「この木、大きくなったね」と言われて、 時間の流れに気づくこともあります。

植物は、言葉がなくても、 一緒に時間を重ねていける存在です。

▶ 松山かなの感想
子どもと一緒に過ごしていると、「育つもの」をそばに置く意味を自然と感じるようになります。 植物は、その中でもとても身近で、暮らしに無理なくなじむ存在だと思いました。

記念樹(ハローツリー)という考え方

今回の鈴鹿市植木まつりでは、 新生児や入学のタイミングに合わせて、 記念樹(ハローツリー)の配布が行われます。

この取り組みは、 ただ木を配るというものではなく、 「家族の節目と一緒に植える一本」 という意味を持っているように感じます。

どんな節目か 新生児の誕生、入学など家族にとっての節目
どんな意味があるか 記念として木を迎え、家族の時間と一緒に育てていくきっかけになる
暮らしへのつながり 成長を見守りながら、思い出を重ねていける

生まれた年に植えた木。 入学の記念に迎えた木。

その木が少しずつ大きくなっていくことで、 家族の時間も、同じように積み重なっていきます。

ハローツリーの魅力
  • 家族の節目を、目に見える形で残せる
  • 子どもの成長と重ねて見守ることができる
  • “最初の一本”として植物との距離を近づけてくれる

植物は、“暮らしを育てる存在”

植木というと、 見た目を整えるもの、庭をきれいにするもの、 というイメージがあるかもしれません。

でも実際には、 「家族の時間をゆっくり育てていく存在」 なのではないかと感じています。

うまく育てられないこともあるかもしれません。 思ったようにいかないこともあるかもしれません。

それでも、 水をあげたり、変化に気づいたりする時間そのものが、 暮らしの一部になっていきます。

はるみ園さんでも「また育てたらいい」という言葉がありました。 完璧じゃなくてもいい、という前提があることで、 植物との距離がぐっと近くなる気がします。

▶ 松山かなの感想
植物との暮らしは、「上手に育てること」が目的ではなく、 一緒に時間を重ねることそのものに意味があるのかもしれません。

次回は、“出会い方”を見つめてみる

だからこそ、最初の一本は、 「どう選ぶか」だけでなく、 「どこで、誰から選ぶか」も大切なのかもしれません。

次の第3部では、 実際にその“出会い”が生まれる場所、 鈴鹿市植木まつりについてご紹介します。

子どもと一緒に育つ木が一本あるだけで、 家の風景も、家族の記憶も、少しやわらかくなるのかもしれません。

松山かな(看護師/すずこれ編集長)
この記事を書いた人
松山かな
看護師/すずこれ編集長

三重県鈴鹿市在住。
看護師として働くかたわら、地域メディア「すずこれ」を運営。
鈴鹿の暮らし・子育て・医療・まちづくりを生活者目線で発信しています。

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