【第1部】実はすごい。鈴鹿の“もうひとつの顔”|全国有数の植木のまち・鈴鹿を知る

すずこれ|まち・園芸文化

実はすごい。
鈴鹿の“もうひとつの顔”

鈴鹿といえば、モータースポーツやものづくりのまちという印象が強いかもしれません。
でも実はこのまちには、植物を育てる文化が昔から根づいている、もうひとつの顔があります。
今回は、全国有数の植木産地としての鈴鹿の魅力を、生活者目線でやさしく見つめます。

📌この記事の3つのポイント

鈴鹿市は、全国でも有数の植木の産地です
鈴鹿には、植木や花を育てる文化が昔から根づいています
春の鈴鹿市植木まつりは、その魅力にふれられる入り口です

鈴鹿の“緑”は、もっと身近なものだった

鈴鹿といえば、モータースポーツやものづくりのまち、という印象を持つ方が多いかもしれません。

私自身も、どちらかといえばそうしたイメージを強く持っていました。

でも、すずこれで地域の取材を重ねる中で、 もうひとつの鈴鹿の姿が見えてきました。

それは、植物を育てることが、暮らしのすぐそばにあるまちだということです。

以前取材させていただいた、はるみ園さんでも、 花や植物が「特別な趣味」ではなく、日々の呼吸のように暮らしの中にあることを感じました。

花を育てる人がいて、植木を育てる人がいて、 それを選び、家に迎え、季節と一緒に楽しむ人がいる。

そんな積み重ねが、鈴鹿には昔からあったのだと思います。

▶ 松山かなの感想
花の取材をしていても、植木の話を聞いていても、 最後にはいつも「育てる」という言葉に行き着く気がします。 鈴鹿には、その“育てる文化”がしっかり根づいているのだと感じます。

鈴鹿は、全国でも有数の植木のまち

鈴鹿市は、全国でも有数の植木・庭木の産地として知られています。

その歴史は、明治時代までさかのぼるそうです。 およそ150年にわたって、この地域ではさまざまな木が育てられてきました。

温暖な気候や、水はけのよい土壌に恵まれた鈴鹿では、 植木の生産が地域の大切な産業として受け継がれてきました。

特にサツキやツツジは、鈴鹿を含む三重県が全国有数の産地として知られています。 住宅の庭や公園、街路樹として、私たちが何気なく目にしている緑の中にも、 鈴鹿で育ったものがたくさんあるのかもしれません。

鈴鹿の植木文化を知るヒント
  • 全国でも有数の植木・庭木の産地
  • 明治時代から続く約150年の歴史
  • 温暖な気候と水はけのよい土壌に恵まれている
  • サツキやツツジなど身近な緑を多く育ててきた

▶ 松山かなの感想
“植木のまち”という言葉は知っていても、 背景を知ると、いつもの風景の見え方まで少し変わる気がしました。

花も植木も、「育てる人」がいるまち

すずこれではこれまで、花や植物に関わる方への取材もしてきました。

たとえば、はるみ園さんの取材では、 3代にわたって受け継がれてきた思いや、 「植物がない生活は想像できない」という言葉がとても印象に残りました。

花も、植木も、ただ並んで売られているものではなく、 その前に誰かが時間をかけて育ててきたものです。

小さな苗の時から、水や土、日当たりや季節を見ながら手をかけて、 ようやく誰かの暮らしの中へ届いていく。

そう考えると、植物のある風景は、 ただ自然にできあがっているものではなく、 人の手と時間がつくってきた景色なのだと気づかされます。

すずこれが感じてきたこと

鈴鹿には、花の生産者さん、園芸店さん、植木の生産者さんなど、 植物に関わる方が身近にいます。
その存在が、まちの景色や暮らしのやわらかさを、 静かに支えているのだと思います。

暮らしの中に、植物が自然にあるということ

植物のある暮らしというと、 少し余裕のある人のもの、特別な趣味、という印象を持つ方もいるかもしれません。

でも実際には、玄関先の鉢植えだったり、 庭の一本の木だったり、 道ばたの季節の花だったり。

私たちの暮らしの中には、思っている以上に植物があります。

それは見た目をきれいにするだけではなく、 季節を感じたり、少し気持ちがやわらいだり、 子どもと一緒に葉っぱや花を眺めたりする、 小さな時間にもつながっているのだと思います。

はるみ園さんの取材でも、 「かわいい、きれいと思える心の余裕があれば、まだ大丈夫」という言葉がありました。

植物は、暮らしを大きく変えるものではないかもしれません。 でも、毎日の空気をほんの少しやさしくしてくれる存在なのだと思います。

▶ 松山かなの感想
忙しい毎日の中では、つい“なくても困らないもの”を後回しにしがちです。 でも、そういうものこそ、実は暮らしを支えてくれているのかもしれないなと感じます。

そんな鈴鹿の魅力に出会える「植木まつり」

そんな鈴鹿の植木文化に、 実際にふれられる機会があります。

それが、毎年春に開かれる鈴鹿市植木まつりです。

会場にはたくさんの植木や花が並び、 育てた人の話を聞きながら選べるのも、この催しならではの魅力です。

「植木のまち」と言われても、 普段の暮らしの中では、なかなか実感しにくいかもしれません。

でも、実際に足を運んでみると、 鈴鹿にはこういう文化があって、 こういう人たちが支えてきたんだと、 少し身近に感じられるような気がします。

まとめ|鈴鹿の“育てる力”を見つめてみる

鈴鹿には、走るまち、働くまち、という顔があります。 でもその一方で、 植物を育て、暮らしの景色を支えてきたまちでもあります。

花を育てる人。 植木を育てる人。 そして、それを暮らしの中に迎える人。

そうしたつながりが、 このまちのやわらかな土台になっているのかもしれません。

次回の第2部では、 植物や木が、子どもや家族の時間にどんなやさしさをくれるのか。 そんな“暮らしの中の安らぎ”という視点から、もう少し見つめてみたいと思います。

鈴鹿の魅力は、目立つものだけではなく、 静かに暮らしを支えているものの中にもあるのだと思います。

松山かな(看護師/すずこれ編集長)
この記事を書いた人
松山かな
看護師/すずこれ編集長

三重県鈴鹿市在住。
看護師として働くかたわら、地域メディア「すずこれ」を運営。
鈴鹿の暮らし・子育て・医療・まちづくりを生活者目線で発信しています。

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