【医療・健康相談ダイヤル24③】なぜ必要?夜間救急の現場から考える

すずこれ|暮らし・健康

なぜ医療相談ダイヤルが必要なの?
夜間救急の現場で起きていること

夜間や休日の体調不良は、救急なのか、様子を見てよいのか迷いやすいものです。
そんなときの「迷い」を整理する役割を持つのが、医療相談ダイヤルです。
第3部では、なぜこの仕組みが必要なのかを、夜間救急の現場という視点から考えます。

📌この記事の3つのポイント

夜間救急には「救急かどうか迷う人」も多く来院します
医療相談ダイヤルには受診判断を支える役割があります
相談窓口の存在は地域医療を守ることにもつながります

夜間の救急外来は、どんな場所?

夜間や休日に体調を崩したとき、多くの人が思い浮かべるのが救急外来です。

ただ、救急外来は本来、 命に関わる緊急患者 に対応する大切な医療の場でもあります。

🚑 たとえばこんなケースです
  • 意識がない
  • 呼吸が苦しい
  • 激しい胸痛がある
  • 大きな事故や重いケガをした

こうした患者さんへの対応が優先されるため、 夜間の医療スタッフは常に緊張感のある中で働いています。

実は「軽症」の救急利用も多い

一方で、全国の救急搬送のデータを見ると、 軽症で搬送されるケースも少なくない ことが知られています。

これは決して 「救急車を呼ぶのが悪い」 という話ではありません。
多くの場合、 本人や家族が判断できず、不安だった という背景があります。

たとえば、

📝 迷いやすい場面
  • 夜中の発熱
  • 突然の腹痛
  • 頭をぶつけた
  • 高齢者の体調変化

こうした場面では、 本当に救急なのかどうか が分からないことが多いのです。

「相談できる場所」がある意味

ここで大切になるのが、医療相談ダイヤルの存在です。

医療相談は、 診断をする場所ではありません

役割医療相談ダイヤルが担うこと
症状の聞き取り どのような症状か、経過や困りごとを整理する
受診の目安 今受診が必要か、様子を見るかの判断材料を得る
応急処置の助言 家庭でできる対応や気をつける点を確認する
受診先の案内 必要に応じて医療機関や相談先につなぐ

つまり、 受診するべきか迷うときの判断材料 を提供する仕組みだといえます。

地域医療を守る役割もある

医療相談ダイヤルは、個人の安心だけでなく、 地域医療を支える役割 も持っています。

もし、すべての不安やすべての体調変化が そのまま夜間救急に集中すると、 医療現場には大きな負担がかかります。

🏥 夜間救急で起きやすいこと
  • 待ち時間が長くなる
  • 医療スタッフの負担が増える
  • 本当に緊急性の高い患者への対応が逼迫しやすくなる

だからこそ、 「救急かどうか迷う人の相談先」 を用意しておくことが、 医療体制全体を守ることにもつながります。

▶ 松山かなの感想

看護師として働いていると、 「救急に行くべきか迷って…」 という声を本当によく聞きます。

💭 とくに判断が難しいのは
  • 子どもの体調不良
  • 高齢者の体調変化
  • 夜間の急な症状

こうした場面では、 本人も家族も不安が大きくなりやすく、 その不安が「すぐ受診すべきか」の判断をさらに難しくします。

だからこそ、 相談できる窓口がある ということ自体が、 市民にとって安心につながるのだと感じています。

まとめ

夜間や休日の体調不良では、 救急なのか、様子を見るべきか 判断に迷うことが少なくありません。

鈴鹿市の 医療・健康相談ダイヤル24 は、そうした 「迷い」を整理するための相談窓口 として設置されています。

要点知っておきたいこと
危険な症状 意識がない、呼吸が苦しい、大量出血などは迷わず119
判断に迷うとき 相談窓口で「今どうするか」を整理する
意味 市民の安心にも、地域医療を守ることにもつながる

市民にとっては、 「もしものときの相談先」 として知っておくことが、 いざという時の安心につながるのかもしれません。

※本記事は、医療相談ダイヤルの役割や救急医療の考え方について、市民向けに分かりやすく整理したものです。緊急性が高い症状がある場合は、迷わず119番に連絡してください。

松山かな(看護師/すずこれ編集長)
この記事を書いた人
松山かな
看護師/すずこれ編集長

三重県鈴鹿市在住。
看護師として働くかたわら、地域メディア「すずこれ」を運営。
鈴鹿の暮らし・子育て・医療・まちづくりを生活者目線で発信しています。

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