発起人② くぼちゃん|精一杯「逝きる」ことが生きる意味を輝かせる|ハッピー☆エンド上映会

連載|ハッピー☆エンド【第4部】

第4部|発起人② くぼちゃん

──「精一杯“逝きる”ことが、生きる意味を輝かせる」

もう一人の発起人が、お米の専業農家として暮らす くぼちゃん です。

映画『ハッピー☆エンド』から受け取ったものを尋ねると、返ってきたのは、とてもまっすぐな言葉でした。

「精一杯“逝きる”ことが、自分の“生きる”意味を輝かせてくれる」
そして、「いい人生だった」と言える生き方をしたい——。

その言葉には、誰かを説得しようとする力強さではなく、自分自身に向けた、静かな覚悟のようなものが感じられました。

「死生観」を、みんなで考え合いたい

くぼちゃんが、この上映会に関わろうと思った理由は、とてもシンプルです。

死生観について、みんなで考え合いたい。

答えを決めたいわけでも、正しい考え方を広めたいわけでもありません。

ただ、一人ひとりが、自分なりの「生き方」や「最期の迎え方」を考えるきっかけを持てたらいい。

だから、「この人に届けたい」というはっきりしたターゲットは、あえて考えていません。

大人も、子どもも。
できるだけ、たくさんの人に観てほしい。

それが、くぼちゃんの率直な思いです。

映画を観ながら、重ねていた人たちの顔

映画に登場する人たちは、それぞれが自分らしい「逝き方」を大切にしながら、精一杯、生きています。

その姿を見ながら、くぼちゃんは、自分自身のことだけでなく、家族や身近な人たちの顔を、自然と重ね合わせていたと言います。

誰か特別な人の話ではなく、「これは、いつか自分の番になる話なんだ」

そう感じながら、スクリーンを見つめていた、と。

上映会のあとに思い描いている未来

くぼちゃんが思い描いている未来は、とても個人的で、静かなものです。

上映会が終わったあと、自分自身が、「自分らしさ」を失うことなく、死ぬまで精一杯生きていけたらいい。

そして、この映画を観た人たちが、それぞれの場所で、それぞれの人生を、少しだけ大切に感じられるようになっていたら。

その積み重ねが、この地域で生きる人たちの中に、静かに広がっていけばいい。

くぼちゃんは、そんな未来を思い描きながら、この上映会に関わっています。

▶ 第5部では

発起人の思いに共鳴し、上映会を静かに支えている協力者たちの声を紹介します。
「最初は少し構えた」「でも、関わりたいと思った」
その変化の中に、この上映会が持つ性格が見えてきます。

▶ 映画『ハッピー☆エンド』三重・鈴鹿上映会 情報

https://suzuka-kameyama.mypl.net/event/00000465707/

文:松山かな(看護師/地域メディア「すずこれ」編集長)

医療や子育て、地域での暮らしの中で感じたことを、生活者の目線で綴っています。
答えを決めるためではなく、一緒に考えるための文章を届けられたら嬉しいです。

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