なぜ映画『ハッピー☆エンド』を三重・鈴鹿で上映するのか|暮らしの延長線にある問い

第2部|なぜ、この映画を「三重・鈴鹿」で上映するのか

映画『ハッピー☆エンド』は、全国各地で上映されています。

それでも今回、この映画を三重・鈴鹿という場所で上映しようと考えた人たちがいます。

理由は、とてもシンプルです。

ここで暮らす人たちにとっても、この映画が描いている問いは、決して特別な人だけの話ではないと感じたから。

親のこと。
家族のこと。
そして、自分自身のこれからのこと。

日々の暮らしの中では、忙しさに紛れて後回しになりがちなテーマだけれど、
本当は誰にとっても、いつか必ず向き合うことになる問いです。

「イベント」ではなく、「場」としてひらきたい

今回の上映会を企画している人たちが、繰り返し口にしている言葉があります。

「これはイベントではなく、“場”にしたい」

何かを学ばなければいけない場所でも、正しい答えを持ち帰る場所でもありません。

映画を観て、笑ったり、うなずいたり、ときには少し涙が出たり。

そして、観終わったあとに「ちょっと話したくなる」。
そんな時間が、自然に生まれる場所。

それぞれの暮らしに引き寄せて、感じて、考えて、
言葉にしても、しなくてもいい。

自分の中で何かが静かに動く、
そんな余白を大切にしたいと考えています。

知らないことが、不安や怖さをつくるから

「死」や「最期の時間」という言葉には、
どうしても怖い・重たい・避けたいというイメージがつきまといます。

でも、それは本当に「死そのもの」が怖いのでしょうか。
それとも、知らないことが不安をつくっているのでしょうか。

穏やかな最期もあること。
病院以外の選択肢があること。
笑いながら、生ききる人たちがいること。

そうした事実を「知っているか」「知らないか」で、
人生の選択肢は大きく変わります。

この上映会は、「こうしなさい」と勧める場ではありません。

ただ、「こんな選択肢もある」と、
そっと知るための入り口として、
この映画を届けたいと考えています。

暮らしの延長線で、考えてほしいから

鈴鹿というまちで、
子育てをしている人。
親の介護が気になり始めた人。
医療や福祉の現場で働く人。
これからの人生を考え始めた人。

立場や年齢は違っても、
それぞれの暮らしの延長線上に、
この映画のテーマはあります。

だからこそ、遠くの出来事としてではなく、
「自分のこと」として受け取れる場所で、上映会をひらきたい。

それが、三重・鈴鹿でこの映画を上映する理由です。

▶ 第3部では

今回の上映会の発起人の一人、げっちん!さんが、
なぜこの映画に強く心を動かされ、
上映会を「場」としてひらこうと決めたのか。
看護師として、そして暮らしを見つめてきた
一人の生活者としての言葉を、丁寧にたどっていきます。

▶ 映画『ハッピー☆エンド』三重・鈴鹿上映会 情報

https://suzuka-kameyama.mypl.net/event/00000465707/

文:松山かな(看護師/地域メディア「すずこれ」編集長)

医療や子育て、地域での暮らしの中で感じたことを、生活者の目線で綴っています。
答えを決めるためではなく、一緒に考えるための文章を届けられたら嬉しいです。

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