三重のお雑煮はこんなに違う|地域別に見る具材・味・餅の文化

三重のお雑煮って、こんなに違う!

東と西の文化が出会う、地域ごとの“お正月の味”

お正月に欠かせない「お雑煮」。実は三重県では、地域ごとに味も具材も驚くほど違うことをご存じでしょうか。
三重県は、関西と東海、東西の食文化が交わる場所。だからこそ、お雑煮にも土地の歴史や暮らしが色濃く表れています。

📌今回のまとめ
三重県内を6つの地域に分けて、汁の種類・おもちの形・具材の特徴をやさしく整理しました。

北勢北勢地域(四日市・桑名など)

「すまし汁・角餅」が主流です。

お正月に合わせて栽培される「もち菜」を使う家庭も多く、全体的にシンプルであっさりした味わい。
名古屋を中心とする東海地方の食文化の影響が強く、素材を活かしたお雑煮が親しまれています。

▶ ポイント:すまし汁+角餅/もち菜を使う家も多い

中勢中勢地域(津市周辺)

「すまし汁またはみそ汁・角餅」と、地域差があるのが特徴です。

  • 津市の市街地:葉物野菜入りのすまし汁が多め
  • 山あいの地域:大根・にんじん・里芋などのみそ汁が多め

北勢と伊賀、両方の文化が交差する“中間地帯”らしさが感じられるお雑煮です。

▶ ポイント:すましorみそ/角餅/地域で差が出やすい

松阪松阪地域

「すまし汁・角餅」が基本ですが、最大の特徴は具沢山なこと。

大根、にんじん、里芋、ごぼう、青ねぎ、ほうれん草、油揚げ、かまぼこ、鶏肉など、たくさんの食材が一杯に入ります。

▶ ポイント:すまし汁+角餅/とにかく具沢山

伊賀伊賀地域

「みそ汁・丸餅」が主流です。

大根・にんじん・里芋に豆腐を加えることが多く、丸餅を上から押して花のようにした「花びら餅」を使う家庭もあります。
名張市周辺では、餅を取り出して「きなこ」をまぶして食べる習慣も伝わっています。

▶ ポイント:みそ汁+丸餅/花びら餅/きなこで食べる習慣も

南勢南勢地域(伊勢・鳥羽・志摩など)

「すまし汁・角餅または丸餅」と多様です。

葉物野菜や白菜を使ったあっさり系が多い一方で、鳥羽市の離島にはあずきを用いた雑煮も伝わっています。
さらに鳥羽市や志摩市の一部では、丸餅に茹でたあずきをのせた「あんぴん」という甘いお雑煮も受け継がれています。

▶ ポイント:すまし汁中心/角餅or丸餅/あずき雑煮・あんぴん

東紀東紀州地域(熊野・紀北など)

「すまし汁・角餅」が主流です。

白菜、かまぼこ、きのこなどを入れた具沢山のお雑煮で、8割近くの家庭が白菜を入れるのが特徴。
さらに、餅をかまぼこ型にして端から切る「ねこ餅」という、この地域ならではの形も見られます。

▶ ポイント:すまし汁+角餅/白菜率が高い/ねこ餅


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