“鈴鹿ぶどう”という新しい挑戦|福光園さん

【特集】“鈴鹿ぶどう”という新しい挑戦

— 福光園・福田さんに聞く、夏の果実にかける思い —
編集長:松山加奈

📌この記事の3つのポイント

  • イチゴ農家が「夏の収入源」としてブドウ栽培に挑戦
  • ブランド化への第一歩「鈴鹿ぶどう」が静かに人気上昇中
  • 「遠くに行かなくても鈴鹿でぶどうが買える」地域に根ざした農業を目指して

■ トラック運転手から、父のイチゴ農園へ

今回お話をうかがったのは、鈴鹿市でイチゴ農園「福光園(ふくこうえん)」を営む福田さん。現在は2代目として農園を継ぎつつ、夏の新たな収入源としてブドウ栽培にも挑戦しています。

もともとはトラック運転手として働いていたという福田さん。転職のきっかけは、お父さまから受け継いだ農園の仕事と、地域の農業への貢献をしたいという思いからでした。

■ 夏の収入を支える「鈴鹿ぶどう」のはじまり

イチゴ農家は夏場に作物がなく、収入が減ってしまうという課題があるそうです。そこで検討されたのが、ブルーベリーやブドウなどの果樹。

収益性と栽培環境のバランスを見て、最終的に選ばれたのがブドウでした。

現在は10アールの圃場に95本の木を育て、なんと年間2800房もの収穫を見込むまでに。

栽培しているのは:

  • シャインマスカット(糖度20度超え、小粒ながら甘みたっぷり)
  • クイーンニーナ(「食べて一番美味しかった」と福田さん)
  • ピオーネ(巨峰系の品種で、濃い紫色としっかりした甘みが特長)
  • マスカットノワール(現在挑戦中)

■ 苦労の連続。それでも前へ

「イチゴも大変だけど、ブドウはもっと大変」と語る福田さん。
今年は特に暑さが厳しく、房が思うように大きくならなかったそうです。

それでも、地元で新鮮なブドウを届けたいという思いで奮闘されています。
栽培方法には「盛土式根圏制御栽培法」を採用し、より効率的な管理を目指しています。

■ 「鈴鹿でもブドウが買える」未来へ

福光園では、収穫したブドウを以下のような形で販売しています:

  • 直売
  • 贈答用化粧箱
  • SNSでの情報発信
  • メルカリでの不定期販売

消費者からは「スーパーのより美味しい!」といった声もあり、地域内外でじわじわとファンを増やしています。

■ 地域とつながる農業を

イチゴ農園では、石薬師保育園の子どもたちを招いて「いちご狩り体験」も実施してきたそうです。

一方、ブドウについては「まだまだ安定していない」とのことで、農業イベントは現時点で未定。

それでも将来的には、

  • 地元の子どもたちに“鈴鹿ぶどう”を知ってもらいたい
  • 作物を育てる大変さや喜びを伝えたい
  • 農業の魅力に関心を持ってもらいたい

■ “鈴鹿ぶどう”というブランドへ

まだまだ生産者の少ない鈴鹿のブドウ。でも、福田さんはこの先「鈴鹿といえばぶどう」と言われる未来を目指して、地域に根ざしたブランド化を進めています。

まずは地元での認知を広げること。そして、ふるさとの誇りとなる果実に育てていくこと。
その挑戦は、すでに始まっています。

✨編集後記(編集長:松山加奈)

福田さんのまっすぐな姿勢に、取材中何度も胸が熱くなりました。
地域の農業に真剣に向き合い、次の世代へとつなぐバトンを丁寧に育てているその姿に、私自身もたくさんの勇気をもらいました。

いつか「鈴鹿ぶどう」が、子どもたちの自慢の味になる日を楽しみにしています。
これからも応援しています! 編集長:松山加奈(看護師/すずこれ)

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